こんにちは。井上はるみです。
シリーズブログ
「1日500円からはじめるAI×広告集客」の第2章です。
第2章 失敗しない広告の始め方
2-1 1日500円から始めれば、失敗しても痛くない
SNS集客に限界を感じて、広告に興味はあるけど一歩踏み出せない。そんな起業家の方も多いのではないでしょうか。
広告というと、やはりテレビCMや新聞・雑誌広告などのように高額なイメージがあり、最初から選択肢になかったという女性起業家さんの話を聞いたことがあります。
広告は1日500円からスタートすることで、大失敗した時も大きな損失をださずに済みます。しかし、成功事例やテンプレートを活用することで、そうしたリスクも大幅に低減することができるようになります。広告集客をスタートする場合、まずは基本的な型どおりにはじめるとよいでしょう。
2-2 基本的な広告集客のノウハウ
本書では、広告集客をはじめたいと考えている起業家の方々のために、基本的な広告集客のノウハウを解説します。
ターゲットを明確にすれば、成果が出やすい
広告を出す際には、ターゲットを明確にすることが重要です。ターゲットを明確にすることで、より効果的な広告を打つことができます。ターゲットの設定方法は、基本的には以下の5つの要素を決めます。
1,年齢
2,性別
3, 興味関心
4, 悩み
5, 望み
例えば、女性の美容関連のサービスを提供している場合、幅広くアプローチしたい気持ちはわかりますが、特定の年代の女性、かつ美容に興味のあるユーザーに絞り込むのです。これにより、広告がピンポイントで本当に関心を持つ人、お金を出してその商品を欲しいと思う人に届きやすくなります。
上記のような興味関心に加えて、ユーザーの悩みを正確に捉えることで、なんとクリック率が2倍になるという実例も存在します。つまり、ターゲティングは単なる設定だけでなく、広告の成果に直結する重要なステップなのです。
効果的にターゲットを設定する方法として、AIの活用が非常に有効です。広告集客の一番のコアポイントになりますので、はじめての広告集客の場合は特に、失敗リスクの低減のために、ぜひAIを活用することをおすすめします。
効果的な広告クリエイティブで、クリック率を上げる
広告クリエイティブとは、広告のデザインや内容のことです。効果的な広告クリエイティブを作るためには、以下の3つのポイントを押さえましょう。
1,ターゲットのニーズを満たす内容にする
2,目を引くデザインにする
3,クリックしたくなるようなキャッチコピーにする
1,ターゲットのニーズを満たす内容にする
広告はターゲットの問題やニーズに対応するものでなければなりません。たとえば、忙しい女性起業家向けの商品なら、広告内でその商品が時間の節約にどう貢献するかを強調するなどが効果的になります。
2,目を引くデザインにする
視覚的なインパクトは非常に重要です。色鮮やかな画像やキャッチーなタイトルを使い、スクロールしているユーザーの目を引くことが必要です。例えば、商品の特長を一目で理解できるグラフィックを活用すると効果的です。
3,クリックしたくなるようなキャッチコピーにする
この広告をクリックしたことで自分にとってどんなプラスがあるのかをわかりやすく伝えるためにも、広告に掲載するキャッチコピーが非常に大切です。好奇心を刺激する言葉や、クリックすれば得られるものを、わかりやすく明確に伝えることで、ユーザーは広告に興味を持ち、クリックしてくれます。
広告集客を成功させるためには、ただ漠然と広告クリエイティブを作るのではなく、戦略的に作る必要があります。広告クリエイティブは、広告の成否を左右する重要な要素です。
ターゲットを引きつけ、行動に移してもらう確率を飛躍的に上げるために、プロのマーケターは心理学的なマーケティングアプローチを取り入れます。AIを使えば、初心者でもプロのマーケターが活用している様々な心理トリガーを、自分の広告にも取り入れることができます。
広告から直接商品を販売しない
先ほども少し触れましたが、広告集客を成功させるには「この広告をクリックしたことで自分にとってどんなプラスがあるのか」というところを大切にしなければなりません。
ダイエットのためのコーチングサービスを販売したいと考えた場合に、いきなりコーチングサービスを販売するのではなく、そのノウハウを動画や電子書籍にまとめて、広告をクリックすることで、無料で受け取れるようにします。
その際に、メールアドレスを入力してもらうか、LINEでお友達になってもらうなどの方法で見込み客リストを取得しましょう。
また例え無料であっても、いきなり接触が必要となるセミナーや相談会に広告から直接案内するのも、よほどの有名人でない限りNGです。
広告に掲載するのは、あくまで気軽に受け取れる形のものに限ります。
物販サービスなどの場合も、広告でいきなり商品を販売するのではなく、広告からの特別なクーポンやサンプルなどを提供すると良いでしょう。
ホワイトな広告にする
ホワイトと言っても色のことではありません。それぞれの広告媒体の規定を順守するということです。そのためには必ず広告ポリシーを良く読んで、広告ポリシーに反した広告出稿はしないようにしましょう。
人目を引くために、鮮烈なキャッチコピーや過激な文言を使いたくなる気持ちは良くわかりますが、ホワイトな広告でも十分に集客できている実績があります。前述のクリックしたくなるキャッチコピーにするという内容とも決して矛盾しているわけではありません。
特に数字を入れたキャッチコピーはポピュラーで効果的ですが、使い方には工夫が必要です。
例えば「あなたも必ず2か月で5kg痩せる」のような言い切りの表現はNGです。「景品表示法」(※正式名称「不当景品類及び不当表示防止法」)に抵触することにもなってしまいます。
ギリギリOKかもしれないグレーゾーンであっても、突然アカウントが凍結されるリスクがあります。自分自身のためにもホワイトな広告出稿をしましょう。